2010年03月26日

【ゆうゆうLife】病と生きる 学習院大学名誉教授 篠沢秀夫さん(76)(産経新聞)

 人気クイズ番組「クイズダービー」に出演し、珍答や穏やかな笑顔で視聴者を楽しませてくれた学習院大学名誉教授の篠沢秀夫さんが、進行性の筋肉の難病「ALS(筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症)」であることを明らかにした。最近までフランス旅行を引率するなど元気だったが、今は自宅で人工呼吸器を付け、静かに過ごしている。「古代の人の心です」と言う。インタビューは筆談だった。(牛田久美)

                   ◇

 とにかく、対応の仕方が発明されていない病気だと東京大学病院でうかがいました。呼吸機能がストップしてしまうのが半年後か10年後か、それも分からないと聞きました。

 《ALSは、脳から脊髄(せきずい)などに運動をする命令が下りる通り道に何かが起こり、全身の筋肉がだんだん衰えていく。一方、目を動かす筋肉や意識は最後まで残るという》

 そこで病状悪化の前に、胃に(栄養食を流し込む)胃ろう、のどに人工呼吸器を付ける手術を受けました。のどに7センチもの管が入っています。去年の春に入院したのは、自宅で便秘になってトイレで何度も力んだら、ぐったり倒れてしまったためでした。やはり呼吸が弱いのか。網の中に入れて2階から担ぎ降ろされ、救急車で運ばれました。

 《初夏に退院。現在は妻の礼子さんが自宅で介護している。元気だっただけに「パパ(篠沢さん)は、浦島太郎が乙姫様からもらった玉手箱を開けたみたい」と語る》

               □ ■ □

 夕方には、仏作家、モーリス・ブランショの『謎のトマ』を訳しています。1941(昭和16)年の初版本はフランスでも売っていません。ぼくは59年にこれをパリの古本屋で見つけた。91年に80歳を超えていたブランショに手紙で初版の翻訳の許可を願い、「よろしい」という手紙をいただきました。毎日1時間か2時間、少しずつ訳しています。今は145ページ、半分を超えました。

 ブランショは戦後の仏文学の背骨といわれる作家です。日本では(戦前のヴァレリーと比せられ、戦後最大の)評論家というイメージですが、小説はいくつもあります。その処女作、しかも大作です。ドイツに占領された時期に出版されました。トマが海に入ると「水の不在を感じた」という特別な世界です。占領軍の検閲には引っかかりませんでした。よくもこんなに抽象的な世界を描き続けられるな、と感心しながら訳しています。

 ほかに刊行予定は2冊、進行中が2冊。『思い出の美しい教え子たち』は入院中に書き始めました。自分の本が出るのを待ち、別な本をじりじり進める。漸進的な毎日です。

               □ ■ □

 一日中、同じ景色を眺めています。数年前から、木に人の名前を付けるくせがあります。散歩の道すがら休む公園の木です。

 教え子の名を付け始めたのは、定年退職の2、3年前からでした。窓から見えるヤシは前から娘、茜の木です。ヒマラヤ杉は当時の教え子の木。2人ともほかの木と合わせるとそれぞれ7本あります。小さい柿の木はフランス地方旅行にお母様と参加した教え子、常緑樹も竹林も教え子たちの木です。居間に座ると竹林が見えます。

 家族と教え子に囲まれて暮らしています。最近、お会いした心に残る方、お世話になった方も覚えている木に名を付けています。命名木は先月、家内に306本と言いましたが、今は312本です。(東京・豊島の)長崎公園では高台まで石段を上って、心に「ネオ・アルカイスム万歳!」と5回叫ぶことにしていました。新古代主義です。もうすぐ刊行される『世界は一つ 人類も一つ』(文芸春秋)は新古代主義の本です。古代の人は付き合う範囲が狭いから、身の回りにだけ目を向け、楽しく暮らしていました。その心でおります。基準をもうけたり比較をしない。身のまわりを愛する古代の心で、現代を生きましょう。

                   ◇

【プロフィル】篠沢秀夫

 しのざわ・ひでお 昭和8年6月、東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了後、フランスに留学。人気クイズ番組「クイズダービー」に11年近く出演し、親しまれた。ジョルジュ・サンド、モーリス・バレスなどの訳書のほか、『篠沢秀夫最新講義 これからの日本人へ』『だから皇室は大切なのです』など著書多数。 

【関連記事】
歌声失って14年の苦闘、仲間に支えられて復活 ミュージシャン・森友嵐士さん
“お迎えの死に神”に抵抗 元NHKアナウンサー 鈴木健二さん
末期の腎臓がん克服…命の大切さ訴え続け 俳優・小西博之さん
休息も稽古のうち…脳梗塞判明し引退決意 元栃東・玉ノ井太祐さん
弟からもらった命で歌を 腎臓移植から復帰の松原のぶえさん
20年後、日本はありますか?

山岡氏、鳩邦“政界再編”に「民主からは1人も…」(産経新聞)
三崎事件 血痕のDNA型鑑識へ(産経新聞)
<子供性描写規制>都議会総務委、継続審議決める(毎日新聞)
<振り込め詐欺>「キング」に懲役20年判決…東京地裁(毎日新聞)
無罪判決後のブログ掲載は名誉侵害 大阪地裁判決(産経新聞)
posted by ナカオカ トシ at 10:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月23日

狩野選手に祝福の電話=首相(時事通信)

 鳩山由紀夫首相は20日、都内での北海道物産展の視察の後、会場から電話でバンクーバー冬季パラリンピックのアルペンスキーのスーパー大回転男子座位で金メダルを獲得した狩野亮選手を祝福した。
 首相は19日には、ノルディックスキー距離男子で金メダルに輝いた新田佳浩選手に電話をかけて「日本中が拍手した」などとたたえており、2日続けての祝福の電話となった。 

【関連ニュース】
〔写真ニュース〕鳩山首相、白老バーガーの宣伝に一役
〔写真ニュース〕イチゴをプレゼントされる鳩山首相
〔写真ニュース〕鳩山由紀夫首相、介護施設視察=東京
白老バーガーの宣伝に一役=北海道物産展を満喫
10年度予算、24日成立=政治主導法案審議入りへ

札幌ホーム火災 未明の惨事、誘導難しく(毎日新聞)
<橋本市長選>木下善之氏が再選 和歌山(毎日新聞)
前原国交相 八ッ場ダムの湖面1号橋工事継続(毎日新聞)
前方不注意疑い 大学生を逮捕 和泉の衝突巻き添え (産経新聞)
トキ襲撃 ケージのすき間にテンの毛(毎日新聞)
posted by ナカオカ トシ at 11:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月19日

<高校無償化>負担増の低所得世帯も 団体費の減免外れて(毎日新聞)

 来年度から高校授業料が無償化される見通しだが、一部の公立では低所得世帯の負担が逆に増えてしまうことが分かった。授業料減免がなくなる影響で、一緒に減免されていたPTA会費などを支払うことになるためだ。教育関係者からは「本末転倒」との声が上がっている。【立山清也、金寿英】

 公立高校には授業料や教材費以外にも、PTAや後援会、生徒会など、年間計数千〜数万円の団体費がある。額や呼び方などは地域・学校ごとに異なるが、自治体の教育予算削減が進む中で、一部を学校運営に回している所も少なくない。

 授業料減免は学校や教委が世帯所得を把握して審査し、多くの学校ではその結果に連動する形で団体費も減免されてきた。だがPTAなどの団体が審査に必要な証明書などを集めることは個人情報保護の観点からも難しい。

 福島県のある高校では来年度以降、全世帯から年約3万円の団体費を徴収することになった。校長は「5年前より生徒が200人も減った。団体費はプリント代や光熱費にもあててきており、減免どころか値上げも提案せざるを得ない。分割してでも納入してもらうしかない」。団体費が年2万円の群馬県の高校では、とりあえず来年度は全員から徴収するという。職員は「保護者から『苦しいので何とかして』という声が出るだろう。せっかく困窮世帯を救済する制度ができるのに、貧困層ほど恩恵を感じられなくなる」とため息をつく。

 一方、神奈川県では県教委と学校側が協議。希望世帯に課税証明書の提出を求めて学校が審査し、減免を続ける方針を固めた。県教委教育財務課は「県としても、困窮世帯こそ不利益のないようにしたい」と説明する。

 現状について、文部科学省高校無償化準備室は「教育費負担の軽減という無償化の趣旨からすれば望ましくないが、国としてはどうしようもない」。三輪定宣・千葉大名誉教授(教育財政学)は「そもそも学校でかかる費用はすべて公費でまかなうべきだ」と指摘する。

【関連ニュース】
高校無償化:朝鮮学校対象にと要請書 外国人学校ネット
高校無償化:法案成立後、基準づくりを検討…鳩山首相
子ども手当:6月支給開始へ 高校無償化は4月
高校無償化:法案可決 子ども手当法案も 衆院本会議
高校無償化:国交などで区別しない姿勢強調…川端文科相

「名進研」社長を在宅起訴=虚偽申告、3000万円脱税−岐阜地検(時事通信)
<雪崩>巻き込まれて76歳男性不明 山形の熊野岳(毎日新聞)
第二京阪、20日に全面開通 名神、国道1号の渋滞解消に期待(産経新聞)
降雪で転倒、26人負傷=9人が骨折か−東京(時事通信)
「リュックに5年前死亡の乳児」=侵入容疑で逮捕の男−警視庁(時事通信)
posted by ナカオカ トシ at 17:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。